2015.02.17
岡山・倉敷で蓄電池の着工数No.1をめざし蓄電池の販売と自社施工を手がけておりますひだかやです。
太陽光を既に導入されているお客様や電気代を節約したいお客様向けに蓄電池をより深く知っていただこうと思っております。
ブログ記事担当の前橋です。本日もどうぞお付き合いください。
それでは宜しくお願い致します。
「蓄電池の実際に利用できる容量」関して今回はお話させていただきます。
さて、蓄電池に関してよくご勉強をなさっているお客様がたまにいらっしゃいます。
ご関心のあるお客様とお話をしていてよく出てくるのが「この蓄電池の実質使用量はどのくらい?」というご質問です。
蓄電池はその特性上、カタログに記載されている容量全てを充放電することはできません。
その原因は、2つあります。
①電力変換効率
太陽光発電で作る電気は直流ですが、商用電源や家庭内の電気は、すべて交流電流です。
しかし、リチウムイオン蓄電池は直流で充放電を行うので、交流からの充電・交流への放電の際に、それぞれ電力を変換しなければなりません。
その変換効率がおよそ95%程度なので、充放電でそれぞれ5%分の損失があるのです。
これが、変換効率による電力損失です。
②放電深度
放電深度とは、容量に対する放電量の割合であり、DOD(Depth of Discharge)とも呼ばれます。
この放電深度は、充放電を繰り返す蓄電池の劣化と密接にかかわっており、放電深度が深いほど劣化が進行していき、電池が大きなダメージを受けます。
そこで、家庭用蓄電池では、メーカーにもよりますが、およそ70%に設定されています。
以上により、例えばカタログ値で10kWhと記載されていても、
実際に使用できる容量は、
10kWh × 95% × 70% × 95% =6.32kWh
となってしまうので、注意が必要です。
記事のまとめ
✓蓄電池は充放電により約5%の損失がある。
✓放電深度での電池へのダメージを軽減するために放電量の割合を7割くらいに設定しましょう。
ひだかやでは、皆様からのご意見やご要望、さらに素朴な疑問などを募集しております。
皆様のお声に、ひだかやの節電・省エネコンシェルジュが丁寧にお答えさせていただきます。
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本日はこれにて失礼いたします。